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Kana

1995年生まれ|愛知県出身|「ぞうねこちゃんねる」のコマーサー”kana”であり、Cellest 取締役の熊田 佳奈。コマーサーとしての活動だけではなく、Cellestの取締役として会社を創業時から支える。 Cellest 代表の佐々木と一緒に、大学卒業後にCellestを立ち上げに携わる。2017年からライブコマースビジネスを始め、2019年に会社設立。

お客様と出会えたことが私にとっての宝物。

こんにちは、Cellest広報です。今回は「ぞうねこちゃんねる」を牽引するトップコマーサーであり、創業からCellestを支え続ける取締役・熊田佳奈(通称kana)に話を聞きました。彼女は、ライブコマースを「一過性の流行」ではなく「社会に根づく新しい職業」にするべく、日々の配信・マネジメント・育成に全力を注いでいます。地に足のついた努力と、火のついた情熱。言葉の一つひとつに重みがあるインタビューです。

企業・ユーザーから絶大な信頼を得る「ぞうねこちゃんねる」圧倒的トップコマーサー “kana”とは

インタビュアー:今日は「ぞうねこちゃんねる」を初期から支え、ユーザー・企業から絶大な信頼を得るコマーサー”kana”さんにインタビューをさせていただきたいと思います。早速ですが、自己紹介をお願いできますか。

kana:はじめまして。ライブコマーサーのkanaです。
ライブコマース黎明期から活動を続け、視聴者の皆さんと今日まで歩んできました。
一つひとつの言葉に心を込めながら、日々の配信に全力で向き合っています。

お客様の「ぞうねこで買った服を着たら褒められたよ!」の声が、私にとって一番のモチベーションです。

これまでの振り返りと現在の手応えについて教えてください。

kana: 正直、ここまで来るのは簡単じゃなかったです。
大学時代にたまたま見つけた“ライブ販売”という形。メルカリチャンネルで初めて配信したときのドキドキ、商品が売れた時の感動。それは今でも忘れられません。
でも当時はまだ、ライブコマースという言葉さえ浸透してなかった。

周囲には「それ、仕事になるの?」って笑われることも多かったです。
でも私は、心の底から「これからの当たり前になる」って信じてた。
その想いだけで、就職も蹴って、佐々木(現代表)と会社をつくった。もう、逃げ道なんてなかったです。

インタビュアー:単月売上2億円。それでも満足しない理由って?

kana: 今は「月2億売るコマーサー」なんて紹介されることもあるけど、実際には、毎回が“本番中の勝負”です。
商品が刺さらない日も、コメントが伸びない日もある。
そんな時に、何を変えるか。
表情?セリフの間?商品の選び方?……それを全部、自分で設計してPDCA回すのがライブコマースのプロだと思っています。

“喋ってるだけ”じゃない。“演出して、感情を動かし、信頼を築く”という接客です。
「売れて当然」の土俵に立って、なお挑戦する。私はその道を選んでいると思っています。

インタビュアー:長く支持されるコマーサーであるために、大切にしていることは?

kana:ライブ配信って、画面越しでも“嘘”はバレる。だから私は、自分が本当に納得してる商品しか紹介しません。どれだけ数字が良くても、違和感のある商品は断ります。
それを7年間、積み重ねてきたから、「あなたから買いたい」と言ってもらえるようになったんだと思います。

目指してるのは、“売上”じゃなく“信頼で売れること”。その積み重ねが、業界そのものの価値を底上げすると信じています。

インタビュアー:これからライブコマースで目指していきたいことは?

kana:いまの目標は、“私の背中を見て育つ人”を増やすことです。
ライブコマーサーは、決して一人では成り立たない。舞台を整えてくれる運営や企業さん、そして視聴者がいて初めて成立する。だからこそ、ただ商品を紹介するだけじゃなく、「どうすれば続けられるか」「どう育てるか」まで考える責任がある。

私はいま、現役として売り続ける傍ら、若いコマーサーの育成やチーム作りにも本気で取り組んでいます。“プロとして食っていける”仕組みを整えて、ライブコマースを本物の産業にしていきたいです。

インタビュアー:kanaさん、ありがとうございました。一見、華やかに見えるライブ配信の裏にある、泥くさくて誠実な仕事。それを一歩一歩積み重ねてきたkanaさんの姿から、「ライブで売る」ことの本質と未来への可能性が強く感じられました。